New Blog Posted!下水料金は市の水道局に払ったのに、さらにKing Countyから下水料金の請求書が来て、「2重に請求されてるのでは?」と思ったことある人、多いと思います。 そこで今回は、その謎の King County Sewer Capacity Charge(下水道容量負担金) について、簡単にご説明します。 Sewer Capacity Chargeの発端1980年から1990年にかけて急成長したKing Countyでは、下水処理が人口の増加に追いつかず、処理しきれない排水を近郊の処理場に送って処理するシステムを導入しました。しかし、それには多額の費用がかかります。誰がその費用を負担すべきか?と検討した結果、新しく下水システムを使い始めた人たち、つまり 1990年以降に新たに下水管を接続した物件の持ち主に、その費用を分担してもらうという仕組みが生まれました。 Sewer Capacity Chargeとは?
つまり、2025年現在で築15年未満の家や、過去15年以内に大規模な増改築を行って下水接続が変更された家などは、この負担金がまだ残っていることになります。 ![]() たとえ家自体は古くても、以下のようなケースでは負担金の対象になる可能性があります:
購入しようとしている家が築15年未満でこの負担金を売り主から受け継ぐ場合、残高がどれくらいか不動産エージェントに確認してもらえます。 これはキング郡内だけのこと?Snohomish CountyやPierce CountyでもKing Countyの下水設備を使っているエリアがあります。そのような場所では、たとえ住所が他郡であっても King County Sewer Capacity Charge の対象になることがありますのでご注意ください。 月々いくらぐらい?2025年現在、一戸建ての場合は月額 約$76。これを3か月ごとにまとめて請求されるため、1回の請求は約$228になります。つまり、年額にするとおよそ$912です。 なお、毎年インフレ率などに応じて調整されますが、実際に負担金の支払いが始まった時点で金額が15年間固定になりますので、その後値段が上がっても関係ありません。 日本の下水道受益者負担金と同じ?似ている点もありますが、目的や対象が異なります。 どちらも、「下水を使う人が負担する」という点では共通していますが、負担のかかり方や使途には違いがあります。 まとめ
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June 2025
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