差し押さえ物件 (Bank Owned, REO)
差し押さえ物件とは?物件を差し押さえることをForeclosureといいます。家の持ち主が支払いを滞納した際に、債権者が担保になっている物件を差し押さえることによって、未返済の借金を取り戻す手段です。ワシントン州では法的手段を使わない差し押さえを行うことが多く、その時の売却方法はTrustee's Saleというオークションになります。このオークションで債権者、銀行、投資家が物件を購入し、それが差し押さえ物件(Bank Owned, またはREO)としてリアルターを通して売りに出されます。このオークションで一般人が物件を購入することは可能ですが、現金のみの購入ということと、内覧を許されていない場合も多いため、一般人がこのオークションで購入するのは稀です。
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普通物件の購入との違い差し押さえ物件は、ショートセールと違って売主は銀行のみですので、複数の承認が必要なわけではなく、普通売却のようにクロージングの予定を立てることができます。買主のローンが下りるのに必要な期間、25日から45日で差し押さえ物件の購入もクローズすることも可能です。 購入のステップも普通物件の購入とほとんど同じです。
差し押さえ物件の契約書、購入条件、売り方などは銀行によって違うので、一概にこういうものだということは出来ません。大きなところですと、市場に出して初めの3日間はオファーを見ないで、その後は自分で住もうと思っている人優先でオファーを取っていくなどもあります。手づけ金の額が決まっているところや、クロージング予定日にクローズできなかったら日ごとにペナルティーを課すところもあります。 差し押さえ物件の購入って、買主にとってトク?大抵の場合、値段は普通に売られている物件よりは低くつけられております。最近は差し押さえられた物件が多く、金融機関も抱えている物件在庫が多いため、交渉もある程度出来ることが多いですが、それは物件の人気度にもよります。
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注意点
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