購入あらかると
ここでは、家を探すなど購入に関するベーシック情報に加えて、購入者として知っていて得する情報、自分では気づかなかったり、その状況に立ってみてから気づく点などを取り上げております。
このページは皆さまのご意見やご希望に沿って、購入者の方々のお役に立てる情報ページとして設けておりますので、こんな情報があったら便利...みたいな内容やトピックがございましたら、どしどしお知らせください。また、不動産やローン用語の意味をお探しでしたら、用語集のページをご参照ください。 |
バイヤーズエージェント(購入者用エージェント)とは?
まずは基本中の基本!どうして家を買うのにエージェントが必要なのか、購入者にとっての特典を詳しくお話しします。バイヤーズエージェントとは?のページに行く
売り物件の種類:
普通売却?ショートセール?差し押さえ物件?売却方法が違うと、購入の仕方、書類、売買の流れなどが変わってきます。 オファー
* ワシントン州ではオファーは口頭でなく、書面上でないと有効ではありません。従って、「$XXXくらいで取ってくれるか売主と電話で聞いてみて」のような要望は受け入れられません。 * オファーのページ数は、添付する条件の数にもよりますが、20ページから25ページくらいになります。オファーのメインのページのサンプルはこちらをクリックするとダウンロードできます。 (サンプルオファーページ) * 普通売却の物件ですと、売主さんは感情を持っている普通の人間です。どこまで低くなるか試したいために、とても低いオファーをしたがる購入者がたまにいますが、売主の中にはそのようなオファーを見て憤慨することもあり、その後にもっと良いオファーを書いても、この人たちには売りたくないという風になることもありますので、低いオファーを出す場合は「自分が売主だったらどう思うだろう」と考えながら、低くても取ってもらえる可能性のあるオファーを用意することをお勧めします。 インスペクション:
* 契約書で決まったインスペクション期間中に、インスペクションをして、その結果レポートをもとに、物件をそのままで買うか、売主に直してほしい箇所の要求をしたり、購入の停止を決めたりします。インスペクションの種類は、物件を検査する一般的なホームインスペクションに限らず、ペスト、カビ、アスベスト、ペンキの中の鉛粉、水、土壌、などなど、ご自分で気になる専門家に徹底検査してもらって結構です。 * 下水のインスペクションは、木の根がブロックしている可能性があっても地上から見えるわけではないですので、特に古いコミュニティーで大きな木があるところではお勧めです。買ってから下水のパイプに問題があることが発覚して直さないといけなかったりすると、大きな出費になってしまいます。インスペクションごとに費用がありますので、やればやるほど金額はかさみますので注意が必要ですが、大きなお買い物をするわけですから、ちょっとした保障と考えても良いかもしれません。 * 新築を買う場合でも、インスペクションは強くお勧めです。誰も住んだことがない家だからこそ、自分たちが住み始めてやっと明るみにでる問題も少なくありません。新築を買うと2年間保証とか10年間保証などが付いてくるので、それで安心だと思わないこと。一度売ってしまった物件に問題が出ても、すぐに来て直してくれない業者もいます。クロージング前にインスペクションをすれば、建築会社も欠陥を直してから引き渡しをしてくれます。 * 鉛粉入りペンキ(Lead Based Paint)やカビについてのパンフレットはこちらをクリックしてダウンロードできます。「Lead Based Paint」 「Mold」 |
クロージング(物件所有権移動、受け渡し):* ワシントン州では、ローンを組む場合、クロージングはエスクローに出向いて最終書類にサインする日ではありません。書類にサインするのは、クロージングの1~3日前です。この書類のサイニングの予約を入れるためにエスクローから連絡が行きます。その際に、クロージングに必要な最終支払金額も伝えられます。それを即、Cashier's checkにて用意していただくか、Wire transferにて直接エスクローに入金していただきます。Wireが速いし安心なのでお勧めです。
* クロージングの日は、ローン会社からローン額がエスクローに送金され、その確認をもとに、エスクローがカウンティ‐オフィスにて所有権の移動を登記します。それが完了したら晴れてクローズしたことになります。家の鍵はそれが完了しないともらえません。ほとんどのクロージングは午後から夕方にかけて完了するため、クロージング日にお引越し屋さんに家具の配達等を予定してしまうと、引越し屋さんがトラックで家の前に現れても、鍵がまだもらえなくて外で待ってる...みたいな状況にもなりかねませんので、最低でもクロージングの次の日に引っ越しを予定してください。 * 契約によって、クロージングが受け渡し日でない場合もあります。 クロージングコスト (クロージングに必要な費用)
クロージングの日までに、以下の諸費用+ローンの頭金がエスクローに振り込まれていないとクローズできません。必要合計金額は、エスクローが最終書類サインの予約のために購入者に連絡した際に伝えられます。 - エスクロー手数料 - ローンを組む場合、ローン会社にかかるタイトル保険 - 必要に応じて、書類作成費 - 日割りされた固定資産税やアソシエーション費 - 登記費 - 火災保険等の保険1年間分 - 住まい保証(Home Warranty)、加入する場合 - ローン手数料やポイントなど、ローン会社への支払い分 FIRPTA (Foreign Investment in Real Property Tax Act)
外国人物件投資家法 ソーシャルセキュリティー番号もグリーンカードも無く、駐在でアメリカにいるけど、アメリカには税金は納めていない。でも現金はあるから家を買おうと思うのだけど、自分で住もうと思ってるのに、どうして投資家扱いになるの?アメリカではアメリカ市民はもちろん、外国人でも物件購入可能です。でも普段税金を納めていない外国人からどのように税金を収集するかというと、その物件を売却する時なのです。これは多くの方がご存じなくて、売るときに売値の1割くらい引かれて驚くケースがあります。そんなことにならないよう、前もって知っておくのが大切です。詳しくは私のほうへご連絡ください。 その他
アメリカでは、中古物件を購入の際には間取り図がもらえない(というか存在しない)のが普通です。売主も間取り図を購入者用に用意するなどの義務はありません。家具などが入るか調べたかったり、キッチンをリモデルしようと思うのでサイズが知りたいなどの場合は、クロージング前でも購入者自身で部屋やドアの大きさ等を計るためにエージェント同伴で家に入れてもらうなど結構です。 |