New Blog Posted!「アメリカに移住したいので、下見がてらお家を見せていただきたい」というご相談を、日本からよくお電話やメールでいただきます。「アメリカに住むのが夢なんです!」とおっしゃる方も多く、その夢の実現をお手伝いさせていただけるのは私にとっても嬉しい事です。しかし、日本国内での引っ越しと同じ感覚でアメリカへ移住出来ると考えている方が少なくないようです。そこで、知っている方にはベーシック過ぎるトピックかもしれませんが、アメリカへに移住を考えるならまず考えるべき事について、簡単にお話ししたいと思います。 なお、私は移民専門の弁護士やアドバイザーではなく、不動産の観点からお話ししていることをご了承ください。ビザやその他の渡米に関する事項については、専門家にご相談されることをお勧めします。 ![]() アメリカに移住されたい方々の多くはビザについてしっかり調べられていて、的確なステップで移住を計画されているようですが、中には漠然とアメリカに住みたいからとにかく渡米してどこかに住んで、環境や英語に慣れたら職探しをしようみたいに単純に思われている方も少なくありません。 現在、日本人がアメリカに観光で入国する際にはビザは必要なく、渡米前に簡単にESTAを取得すれば入国できます。この場合、あくまでも観光客としての扱いとなり最長滞在期間は90日です。その期間中に、外国人として住みたい家を購入することは可能で、購入に対して特別な許可も必要ありません。賃貸契約をした場合も同じです。ただし、住む所があっても居住権が与えられるわけではないため、家の有無に関わらず入国から90日以内に出国しなければなりませんので要注意です。 ![]() つまり、定住を希望する場合、90日間のESTAではなく、労働ビザや学生ビザなど何らかのビザ、または永住権など、米国から長期滞在許可を取得することが必須なのです。 補足ですが住む目的でなく、バケーションホームや貸し出しなどの目的でしたら滞在が90日を超すことはあまりありませんので、ESTAで入国して不動産を購入して日本に帰られ、必要に応じてまたESTAで戻って来て物件を使用するというパターンはよくあります。 なお、購入時にアメリカでのクレジットスコア(支払い履歴の評価)や担保がない場合ローンを組むことは難しいため、日本にお住まいのかたや移住されて間もない方の多くは、現金での購入が主流です。 ![]() この様に、外国人であってもアメリカで不動産を購入することは可能で、ご購入のご相談をいただいた際には不動産業者として、居住、バケーションホーム、投資など、使用目的に合った物件のご案内や購入手続きをさせていただきますが、私共にはお客様が適切な滞在許可を取得しているかどうかを確認する義務はありません。ですので住居手配とは別に、米国移民法に詳しい専門家にご相談されることをお勧めします。 ということで、繰り返すようですが、移住したいなら長期滞在許可を取得することが第一ステップです。その後でアメリカのどこに住むか、どんな家を購入するかなどの詳細を検討された方がよいと思います。そうすることで、希望のビザの取得が難しいと分かった場合でも、下見にかけた費用や時間を無駄にせずにすむことが出来ます。 私は1989年に学生としてアメリカに渡り、仕事を見つけ、後に永住組になりました。どの手段でアメリカに移住するかは人それぞれですが、しっかりご自分に合った手段を調べ、アメリカ移住への夢を実現させてください。その際にシアトルやベルビューに拠点をお考えでしたら、お住まいを見つけるお手伝いをさせていただきますので、ぜひご連絡ください。
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March 2025
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